vol.27
COLUMN
農業を
未来へ育てる取り組み。
タキイ種苗は、次代の農業後継者や園芸技術者を育成し、農業を支え、発展させることを目的に「タキイ園芸専門学校」を設立、運営しています。
入学した生徒たちは、日々タキイ研究農場にて講義や実習を通じて農業に関する基礎知識や栽培技術の習得に励んでいます。
生きた技術を次代の担い手に。
タキイ園芸専門学校は1947年(昭和22年)に京都府長岡京市にあったタキイ長岡研究農場内に付属園芸講習所として開設されました。設立したのはタキイ種苗を株式会社にした3代目瀧井治三郎。その目的は、敗戦後の食糧難の時代、将来の農業の担い手を育成するために園芸作物に関する最新の知識や技術の体得を目指してのものでした。
農業技術を短期間で習得してもらうため、授業の大半は圃場での実習にあてられ、生徒たちは生きた技術習得を目指します。
生徒は授業料や入学料を納める必要はなく、寮費や食費も学校が負担し、農業分野で活躍できる人材の育成に注力しているのです。