タキイのグローバル展開

GLOBAL FIELDS

海外営業

田邊 公嗣

韓国タキイ(韓国・ソウル市)
1986年入社 法学部卒

仕事内容

韓国タキイでは、本社から輸入した野菜種子、本社および欧州のグループ会社から輸入した草花種子の韓国市場への推進・販売を行い、また唐辛子の育種も行っています。私は現地責任者として、この会社の経営管理に当たっています。

現在、タキイを代表する品目の一つであるトマトのシェアアップと、唐辛子・白菜といった韓国向け新規品目の推進に注力しています。唐辛子・白菜は、韓国地場の企業が得意とする品目で競争が厳しいですが、それだけにやりがいも感じています。

印象的なエピソード

最初の赴任国であった中国で、赴任当初、中国現地法人設立のパートナーの社長と一緒に地場の種苗会社を訪問した際、その社長が、「話の内容が全くわからなくても、一緒に座ってお茶を飲んだり食事をしたりすることには、意味があるのだ」と仰いました。確かに、そうして時間を共有して親しくなった人達が、後のお客様になってくれたり、さまざまな面で助けてくれたりしました。

韓国にはこの3月に赴任して、少しずつ言葉がわかるようになってきたところですが、中国と同様に現地の方達との関係構築に努めています。

休日の過ごし方

中国に続いて韓国に赴任し、隣国との類似性や相違性を見る意義深い機会を頂いたと思います。 なるべく出かけて史跡や街を巡り、地場の食べ物を楽しんでいます。写真は、韓国五大古宮の中で唯一ユネスコ世界文化遺産に登録されている、昌徳宮の中にある仁政殿です。

海外営業

宮本 明典

青島黄瀧種子有限公司(中国・青島)
1998年入社 法学部卒

仕事内容

中国には、他産業同様に世界の強豪メーカーが参入し、研究農場や採種拠点を構えています。その状況下でいかに戦っていくべきか?何でもできる大きな市場であっても、戦略がなければ結局何にも残らなかったということにもなりかねません。 日本の種苗会社として、そして何よりタキイとして、欧米メジャーや 低単価のアジア企業に対してどのような優位販売ができるのか?重点品目を設定し、将来の売上の柱化をめざして仕掛けていきます。

印象的なエピソード

以前国内営業で高知県を担当した時、たまに昼からお酒を飲む機会があって驚いたことがありましたが中国は別格です。昼と夜の両方の会食が大切なビジネスの機会となっており、白酒と呼ばれるアルコール度数50くらいのお酒がよく出されます。飲んでみると液体の通った道がハッキリと熱くなります。しかも日本のようにそれぞれ個別に飲むのではなく、皆で声を掛けあいながら一緒に乾杯してボトルを空にしなければならない風習のため逃げられません。体に気をつけたいと思います。

中国のお気に入り

写真は遥か古の時代より中国の精神的中心を担って来た泰山山頂です。アルプス登山経験のある私でも7,000段の階段はこたえました。昔からあこがれていた泰山だったので中国駐在後すぐに登りに行きました。

種子生産

齊藤 幸弘

タキイフランス (フランス・ターン エ ガロンヌ)
1990年入社 園芸学部卒

仕事内容

会社の主要な品目の1つであるF1玉葱の高品質種子の安定生産を目指して、現地の農家に採種を委託しその指導を行うこと、また、フランス国内はもちろんヨーロッパ全体の中で新たな採種地の開拓を行うこと、直営農場であるタキイフランスにおいて玉葱の原種採種を行って安定的に供給すること、この3つの業務に主に力を入れています。

印象的なエピソード

文句や不満を言わなければフランス人ではないと自ら言うくらい、年中至る所でデモやストライキが行われています。そんな自己主張の激しいフランス人を仕事の上で相手にするのは結構大変です。 また、フランスでは年間5週間の有給休暇が認められており、休暇をとるのも仕事の一部と豪語してしっかり休みをとります。バカンスシーズンとなる7月と8月は、我々にとっては繁忙期で作業と人のやり繰りが本当に大変です。

休日の過ごし方

フランスはさすがにグルメの国、元々食いしん坊で飲むのも好きな私は大いに楽しんでいます。今一番気に入っているのはチーズで、種類も豊富です。おいしい赤ワインを飲みながら食べるチーズはたまりません。

海外営業

上村 剛

タキイブラジル(ブラジル・サンパウロ)
1992年入社 外国語学部卒

仕事内容

今回は2回目のブラジル駐在。前回(1999年~2003年)は、子会社タキイブラジルの立ち上げ、販売網の構築、会社運営の安定化といった内容が主な業務でしたが、今回は、南米での商業活動の主体を子会社に移す(商権の移管)というミッションを担っています。現在ブラジル以外の南米地域へは、本社の海外営業部が営業活動を行っていますが、南米は地球の裏側という地理的な問題のみならず、ラテン文化・習慣、言語などの観点からも、日本からでは効率的・効果的な営業活動が難しいといえます。そこで、欧米大手他社との競争に打ち勝つために、ここタキイブラジルに商権を移し、より地域に密着したビジネスを展開することによって、南米各国の市場開拓にあたるというプロジェクトをすすめています。これまでに、パラグアイ、ボリビア市場への商権をタキイブラジルへ移管済みで、これから段階的にその他の国々を移管する準備を行っているところです。

印象的なエピソード

ブラジルのようなラテン系の国では、代金回収が非常に難しく、与信管理の重要さを改めて痛感しています。日本人の場合、借金している、代金を支払っていない場合には、ある程度債権者に対して下手の態度にでるものですが、こちらでは代金を払わなくても顔色ひとつ変えません。あるとき、支払いが長期にわたって遅延している会社へ、代金決済のお願いをするため訪問した際のことです。まず驚いたのは、遅延していることに対し何の謝罪もないどころか、その会社がいかに優良会社かということを延々と聞かされ、挙句の果てには、良い会社なのだから支払いが遅れていても気にするな、と言われたことです。さらに来週には一部でもいいから支払ってほしいと伝えたところ、毅然とした態度で、払いませんと言われました。その後、何度も足を運んで、最終的には分割で完済してもらったのですが、それ以降、与信管理には十分注意して売り先の経営状態などを事前にしっかり調査する体制を作っています。

休日の過ごし方

ブラジルは米国同様に移民の国なので、食べ物は多種多様です。イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ、中国、韓国、日本料理、なんでもござれですが、ブラジルならではの料理といえば、シュラスコです。シュラスコとは簡単に言えば、焼肉のことで、肉の塊を串でさして焼くだけの料理です。味付けは岩塩のみととてもシンプル。これがなぜか飽きない味で、何度食べても、また食べたくなります。ブラジル人はシュラスコが大好きで、レストランだけでなく、週末には気の合う友達や、親戚・家族が集まって、ビールを片手に、おしゃべりをしながら何時間もシュラスコを楽しみます。とにかく明るく、人懐っこく、お祭り好きのブラジル人には、庶民の楽しみとして、シュラスコがぴったりなのでしょうね。

種子生産

鳥羽 裕

タキイチリ(チリ・パイネ)
1999年入社 農学部卒

仕事内容

チリは全般的に種を採るのに適した気候をしています。また、南北に長い国なので地域によって気候が異なり、それぞれの地域・気候に合った品目・品種の種子生産ができるのが特徴です。 現在、チリを拠点にアルゼンチンやペルーでも種子生産を行っており、タキイの種子生産拠点の中でもトップレベルの品種数と生産量を扱っています。 年々お客様の種子品質に対する要望が高くなるなか、より品質の高い種子を安定して供給することを目指して現地スタッフと一丸となって日々努力しています。

印象的なエピソード

チリの人は時間を守る、勤勉でまじめ、責任感が強い人柄であると言われています。日本人からすると「???」と思うことは多々ありますがラテンアメリカの中では、ということなのでしょう。みなさん人懐っこく、初対面でも気さくに話しかけてくれたり、街で困っていると助けてくれたりしてくれます。そして彼らは話すことが大好き。話すことは我々の文化だと主張します。会議でも油断すると話がどんどん脱線していき時間がいくらあっても足りません。話好きの文化を尊重しつつ、話がそれすぎないようにバランスを保つのにいつも苦労しています。

休日の過ごし方

首都サンチアゴから車で1時間行くと標高3,000mを超えるスキー場があります。スモッグでかすんでいるサンチアゴとは別世界です。空気が薄く、慣れていないとちょっと動くだけでスグに息が上がります。
(写真はValle Nevadoスキー場、標高3600mから撮影)

種子生産

藤原 学

タキイインドネシア(インドネシア ジョグジャカルタ)
1997年入社 農学研究科修了

仕事内容

私の主要業務は販売用種子の生産です。一年中温暖な熱帯の気候を活かして、ナス科やウリ科といった果菜類と花卉類の採種を実施しています。ジョグジャカルタはジャワ島の中央部に位置し、火山灰土で土質が良く、また、労働力も豊富です。現地の条件に適した品目の生産を一層拡大し、品質の高い種子を世界中に供給できるよう取り組んでいます。

印象的なエピソード

イスラム教徒が大多数を占め、日本とは様々な面で風習が異なります。

ラマダンの時期には1ヶ月間日中の飲食を絶ちます。私は普通に朝昼のご飯を食べますが、なるべく人目に付かないよう気を使います。期間が終わると、ほとんどの店は一週間程度休み、当社も休業します。これが「イスラム歴」に従うため毎年10日程ずつずれていくので栽培予定が立てにくく困ります。 豚肉と酒類は厳禁で基本的に販売しておらず、レストランでも食べられる店は一部に限られます。私はそれほど飲まないので特に支障を感じませんが、来客対応の際などは不便なこともあります。

仕事を円滑に進めるためには、彼らの風習や考え方を理解して折り合うことが必要であり、まだまだ修行中です。

休日の過ごし方

ユネスコ世界文化遺産に登録されているボロブドゥール遺跡が近郊にあります。8世紀頃の仏教寺院で、連日大勢の観光客が訪れています。一応仏教徒の日本人として私も探訪しました。規模と精密さに圧倒される一方で、来場者が自由に仏像に触れ、仏塔に座り込んで休憩している姿が印象的でした。それでも落書き等は全く見られず、さすが信仰深いインドネシア人だと感心しました。

海外営業

安藤 貴央

タキイヨーロッパ(オランダ・デクワケル)
1994年入社 文理学部卒

仕事内容

現在は本社が管轄している中近東・アフリカ地域での営業活動をタキイヨーロッパに移管するための準備・検討を行っています。長年にわたり取引のある取引先ばかりですが、地理的・歴史的に近いヨーロッパから営業活動を行うことで、現地代理店や農家のニーズをより細かく汲みとり、よりよいサービスを提供することを目的としています。海外営業の将来ビジョンを見据えて、営業だけでなくロジスティックや品質管理なども含めたトータルで構築することにやりがいを感じています。

印象的なエピソード

赴任直後にオランダ人の同僚から、「オランダ人は時に無礼と思われるくらいにストレートに話をするから」と言われました。会議では、上司/部下、ベテラン/新人関係なく意見を言い合い、上司に対して「あなたの考え方は間違っている」などと言う姿に最初は驚かされました。しかし、自分の意見に固執し続けることなく、議論の結果として最善と思われる結論に達した後は、お互い納得のうえ集中して事にあたるというやり方は合理的なのかもしれません。とはいっても、日本を含めて他の国ではここまでストレートな物言いは難しいと思いますね。

休日の過ごし方

直訳すれば「アムステルダムの森」、通称「ボス公園」です。家の近所にあり、住宅地に隣りあわせでアムステルダムの中心地からもすぐ近いところにあるにも関わらず、1,000ヘクタール(東京ドーム200個以上)もあり、森や湖などもある自然たっぷりの公園です。ウサギやリスがぴょんぴょんと走っていたり、バイソンの群れが寝そべっていたりと、とても街中にあるとは思えません。四季それぞれの自然を感じながらジョギングを楽しんでいます。