タキイのグローバル展開

GLOBAL FIELDS

海外営業

松崎 保徳

韓国タキイ(韓国・ソウル市)
1984年入社 農学部農学科 育種学研究室卒

仕事内容

韓国タキイ出向の技術部長として赴任。低迷しているトマトシェア回復のため、現地での品種選抜、産地推進を主な業務としている。その他、販売品目(葉・根・果菜類)の試作調査、品種選抜にも関与。

こちらに来てからのエピソードとしては、今年のトマトの試作圃場でウイルス病を発生させてしまい、正常な検定が出来なくなりました。TKCスタッフと言い争いまでしましたが、その後発病の程度に品種間差がある事が確認され、図らずも品種化を目指している品種が耐病性を有していることが判明しました。まさに雨降って地固まる経験をしました。

印象的なエピソード

単身赴任ですので、休日は主に家事・洗濯をしております。日本人会のお誘いで、ソウル俳句会へ入会し、月2回の句会に参加しております。

韓国にはこの3月に赴任して、少しずつ言葉がわかるようになってきたところですが、中国と同様に現地の方達との関係構築に努めています。

休日の過ごし方

中国に続いて韓国に赴任し、隣国との類似性や相違性を見る意義深い機会を頂いたと思います。 なるべく出かけて史跡や街を巡り、地場の食べ物を楽しんでいます。写真は、韓国五大古宮の中で唯一ユネスコ世界文化遺産に登録されている、昌徳宮の中にある仁政殿です。

海外営業

杉森 篤

青島黄瀧種子有限公司(中国・青島)
2008年入社 国際食料情報学部 国際農業開発学科卒

仕事内容

野菜・草花種子の中国での品種推進と市場調査を行っています。各地の試作先を訪問し、圃場調査を行い、品種の市場に対する適応性や将来のポテンシャルを見極め、日本の本社や農場との橋渡しを行います。現地スタッフと共に組織運営にも携わっています。

印象的なエピソード

本社在籍時代に出張ベースで取組んでいた中国での切花品種の推進が、皆の協力のお陰で軌道に乗り、赴任してきた際に大きく成長していることを改めて肌で感じることができた時には感慨深いものがありました。これからは現地で更に大きなジャンプを見せられるように産地にアプローチしていきたいです。

中国のお気に入り

小さな子供を連れて海辺に散歩に出かけたり、中国で新しく始まった生活を整えるための買い物や家の整備をしています。普段は出張が比較的多いので、休みの日にはなるべく家族とゆっくり過ごすようにしています。

種子生産

柳館 勇

タキイフランス
2009年入社 農学研究科 暖地農学専攻

仕事内容

現地の直営農場でF1種子を作るための原種、と言われる元のタネを採ることがメインの仕事です。会社にとって重要な玉葱の採種がメインであり、やりがいを感じています。また、フランス国内でも農家に委託して玉葱種子を生産していますし、他の欧州内でも野菜の種子を生産し、供給しています。

印象的なエピソード

フランス人はとかく議論が好きで、作業ひとつでもしっかりと向き合って話し合うのが日常です。言語の壁も低くない僕は、「現場でものを見て話し合う」ということを大切にしています。フランスの広大な土地で、言葉と目と体をいっぱいに使って仕事に励んでいます。

休日の過ごし方

朝から家族とマルシェへ行き、フランスの季節の食材を買うことも楽しみのひとつです。新鮮な野菜や肉、牡蠣などの魚介類までいろいろな物があり、それぞれの旬に合わせて品物も変わります。バゲット3つで300万円、みたいな冗談を言う陽気なおじさんがフランスのマルシェにもいたことに驚きました。

海外営業

上村 剛

タキイブラジル(ブラジル・サンパウロ)
1992年入社 外国語学部卒

仕事内容

今回は2回目のブラジル駐在。前回(1999年~2003年)は、子会社タキイブラジルの立ち上げ、販売網の構築、会社運営の安定化といった内容が主な業務でしたが、今回は、南米での商業活動の主体を子会社に移す(商権の移管)というミッションを担っています。現在ブラジル以外の南米地域へは、本社の海外営業部が営業活動を行っていますが、南米は地球の裏側という地理的な問題のみならず、ラテン文化・習慣、言語などの観点からも、日本からでは効率的・効果的な営業活動が難しいといえます。そこで、欧米大手他社との競争に打ち勝つために、ここタキイブラジルに商権を移し、より地域に密着したビジネスを展開することによって、南米各国の市場開拓にあたるというプロジェクトをすすめています。これまでに、パラグアイ、ボリビア市場への商権をタキイブラジルへ移管済みで、これから段階的にその他の国々を移管する準備を行っているところです。

印象的なエピソード

ブラジルのようなラテン系の国では、代金回収が非常に難しく、与信管理の重要さを改めて痛感しています。日本人の場合、借金している、代金を支払っていない場合には、ある程度債権者に対して下手の態度にでるものですが、こちらでは代金を払わなくても顔色ひとつ変えません。あるとき、支払いが長期にわたって遅延している会社へ、代金決済のお願いをするため訪問した際のことです。まず驚いたのは、遅延していることに対し何の謝罪もないどころか、その会社がいかに優良会社かということを延々と聞かされ、挙句の果てには、良い会社なのだから支払いが遅れていても気にするな、と言われたことです。さらに来週には一部でもいいから支払ってほしいと伝えたところ、毅然とした態度で、払いませんと言われました。その後、何度も足を運んで、最終的には分割で完済してもらったのですが、それ以降、与信管理には十分注意して売り先の経営状態などを事前にしっかり調査する体制を作っています。

休日の過ごし方

ブラジルは米国同様に移民の国なので、食べ物は多種多様です。イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ、中国、韓国、日本料理、なんでもござれですが、ブラジルならではの料理といえば、シュラスコです。シュラスコとは簡単に言えば、焼肉のことで、肉の塊を串でさして焼くだけの料理です。味付けは岩塩のみととてもシンプル。これがなぜか飽きない味で、何度食べても、また食べたくなります。ブラジル人はシュラスコが大好きで、レストランだけでなく、週末には気の合う友達や、親戚・家族が集まって、ビールを片手に、おしゃべりをしながら何時間もシュラスコを楽しみます。とにかく明るく、人懐っこく、お祭り好きのブラジル人には、庶民の楽しみとして、シュラスコがぴったりなのでしょうね。

種子生産

鳥羽 裕

タキイチリ(チリ・パイネ)
1999年入社 農学部卒

仕事内容

チリは全般的に種を採るのに適した気候をしています。また、南北に長い国なので地域によって気候が異なり、それぞれの地域・気候に合った品目・品種の種子生産ができるのが特徴です。 現在、チリを拠点にアルゼンチンやペルーでも種子生産を行っており、タキイの種子生産拠点の中でもトップレベルの品種数と生産量を扱っています。 年々お客様の種子品質に対する要望が高くなるなか、より品質の高い種子を安定して供給することを目指して現地スタッフと一丸となって日々努力しています。

印象的なエピソード

チリの人は時間を守る、勤勉でまじめ、責任感が強い人柄であると言われています。日本人からすると「???」と思うことは多々ありますがラテンアメリカの中では、ということなのでしょう。みなさん人懐っこく、初対面でも気さくに話しかけてくれたり、街で困っていると助けてくれたりしてくれます。そして彼らは話すことが大好き。話すことは我々の文化だと主張します。会議でも油断すると話がどんどん脱線していき時間がいくらあっても足りません。話好きの文化を尊重しつつ、話がそれすぎないようにバランスを保つのにいつも苦労しています。

休日の過ごし方

首都サンチアゴから車で1時間行くと標高3,000mを超えるスキー場があります。スモッグでかすんでいるサンチアゴとは別世界です。空気が薄く、慣れていないとちょっと動くだけでスグに息が上がります。
(写真はValle Nevadoスキー場、標高3600mから撮影)

種子生産

藤原 学

タキイインドネシア(インドネシア ジョグジャカルタ)
1997年入社 農学研究科修了

仕事内容

私の主要業務は販売用種子の生産です。一年中温暖な熱帯の気候を活かして、ナス科やウリ科といった果菜類と花卉類の採種を実施しています。ジョグジャカルタはジャワ島の中央部に位置し、火山灰土で土質が良く、また、労働力も豊富です。現地の条件に適した品目の生産を一層拡大し、品質の高い種子を世界中に供給できるよう取り組んでいます。

印象的なエピソード

イスラム教徒が大多数を占め、日本とは様々な面で風習が異なります。

ラマダンの時期には1ヶ月間日中の飲食を絶ちます。私は普通に朝昼のご飯を食べますが、なるべく人目に付かないよう気を使います。期間が終わると、ほとんどの店は一週間程度休み、当社も休業します。これが「イスラム歴」に従うため毎年10日程ずつずれていくので栽培予定が立てにくく困ります。 豚肉と酒類は厳禁で基本的に販売しておらず、レストランでも食べられる店は一部に限られます。私はそれほど飲まないので特に支障を感じませんが、来客対応の際などは不便なこともあります。

仕事を円滑に進めるためには、彼らの風習や考え方を理解して折り合うことが必要であり、まだまだ修行中です。

休日の過ごし方

ユネスコ世界文化遺産に登録されているボロブドゥール遺跡が近郊にあります。8世紀頃の仏教寺院で、連日大勢の観光客が訪れています。一応仏教徒の日本人として私も探訪しました。規模と精密さに圧倒される一方で、来場者が自由に仏像に触れ、仏塔に座り込んで休憩している姿が印象的でした。それでも落書き等は全く見られず、さすが信仰深いインドネシア人だと感心しました。

海外営業

安藤 貴央

タキイヨーロッパ(オランダ・デクワケル)
1994年入社 文理学部卒

仕事内容

現在は本社が管轄している中近東・アフリカ地域での営業活動をタキイヨーロッパに移管するための準備・検討を行っています。長年にわたり取引のある取引先ばかりですが、地理的・歴史的に近いヨーロッパから営業活動を行うことで、現地代理店や農家のニーズをより細かく汲みとり、よりよいサービスを提供することを目的としています。海外営業の将来ビジョンを見据えて、営業だけでなくロジスティックや品質管理なども含めたトータルで構築することにやりがいを感じています。

印象的なエピソード

赴任直後にオランダ人の同僚から、「オランダ人は時に無礼と思われるくらいにストレートに話をするから」と言われました。会議では、上司/部下、ベテラン/新人関係なく意見を言い合い、上司に対して「あなたの考え方は間違っている」などと言う姿に最初は驚かされました。しかし、自分の意見に固執し続けることなく、議論の結果として最善と思われる結論に達した後は、お互い納得のうえ集中して事にあたるというやり方は合理的なのかもしれません。とはいっても、日本を含めて他の国ではここまでストレートな物言いは難しいと思いますね。

休日の過ごし方

直訳すれば「アムステルダムの森」、通称「ボス公園」です。家の近所にあり、住宅地に隣りあわせでアムステルダムの中心地からもすぐ近いところにあるにも関わらず、1,000ヘクタール(東京ドーム200個以上)もあり、森や湖などもある自然たっぷりの公園です。ウサギやリスがぴょんぴょんと走っていたり、バイソンの群れが寝そべっていたりと、とても街中にあるとは思えません。四季それぞれの自然を感じながらジョギングを楽しんでいます。

育種

東海林 靖

アメリカンタキイ
1993年入社 農学部 農芸化学科卒

仕事内容

アメリカ・ブラジル市場向けメロン、スイカ及び短日タマネギの品種改良です。開発段階の品種は、カリフォルニアやブラジル等の畑でグローワーに試作していただき、最終品種化するまでの能力をもっているか、営業担当者とともに見極めます。

印象的なエピソード

海外のお客様に、私が育種した品種が大変喜ばれている状況を目にすると、社会に貢献した充実感がありますし、「これを天職と信じ、皆様により喜んで頂く」励みになります

休日の過ごし方

家族との時間を楽しんでおります。現在子供がアメリカで高校、中学校、小学校に通っており、宿題のフォローが大変です。

育種

浦霜 聡一

アメリカンタキイ ユマ農場
2002年入社 農学研究科 応用生物学科専攻卒

仕事内容

トウガラシとトマトの育種が主な業務です。対象エリアはトウガラシが主にメキシコ、トマトはメキシコ、ブラジル向けが中心です。メキシコとブラジルにはそれぞれ試験圃場が設置されているため、年に数回出張して新規F1の能力調査や、市場の評価の確認を行います。アメリカ(ユマ農場)ではトウガラシの育種や、F1種の両親となる系統の栽培、交配などを行っています。

印象的なエピソード

インド担当だったころ、インドの片田舎の畑でトウガラシの調査をしていました。外国人が珍しいのか、多くの男性が取り囲んできてしゃべりかけてきますが、何を言っているのかさっぱりわかりません。(インドの人がみんな英語を理解するわけではありません)困った挙句に、非常食に持っていた日本のクッキーを配ると大変喜んで、みんなから握手を求められました。結局最後まで何を言っていたのかわかりませんでした。彼らは小さいトラックの荷台に15人(!)ぐらい乗っかって手を振って笑いながら去っていきました。テレビの旅番組のような気分を味わえて印象深い出来事でした。

休日の過ごし方

妻と3人の娘を伴ってアメリカ赴任をしています。土日は子供たちの勉強に付き合う時間が多いです。アメリカに来て日が浅いため、英語の勉強はもちろんのこと、日本語、特に漢字に触れる機会が少ないため、漢字の補習は必須です。また、ユマは地方都市で日本の食材が手に入りにくいです。車で3時間ほどのサンディエゴまで、観光もかねて買い出しに出かけることも多いです。

海外営業

松下 宏美

タキイブラジル(ブラジル・サンパウロ)
2006年入社 外国語学部イスパニア学科卒

仕事内容

ブラジルにいますが、ブラジル以外の南米を担当しています。各国に当社代理店があるため、その代理店との折衝が主な仕事です。代理店には当社の商品を理解してもらい、いかにやる気になってもらうかを考えながら業務にあたっています。

印象的なエピソード

ものすごく最近ですが代理店を猛烈に怒らせたことです。私の説明不足と、超どストレートな言い方に問題があったのですが、それでもきちんと言うべきことは言うべきだし、怒らせてもその後きちんとフォローすればむしろ信頼関係を築くチャンスだということにも気付きました。とことん話し合って相手との妥協点を探ることは大切ですね。 しかし、日本人は言いたいことをいえない、あるいは回りくどいなどということがまことしやかに言われますが、相手への配慮を忘れてはいけない、というのは世界共通だと思います。

休日の過ごし方

最近、ゴルフを始めました。ブラジルは決してゴルフ人口が多くないので(お金持ちのブラジル人、韓国人と日本の駐在員くらい)、現地で道具を調達するのも困難なのですが、こちらで知り合いになった方に道具を頂き、教えて頂きながら、楽しくプレーしています。ベストスコアは105です!

育種

古川 最一

タキイスペイン
2014年入社 応用動物科学専攻 応用遺伝学研究室卒

仕事内容

スペインは欧州向け野菜の大産地です。私は現地のブリーダーと共に産地の気候および栽培方法に最も適した品種を選抜し育種素材を作出する業務を行っております。主に欧州向けのメロンを担当していますが、冬にはハウス作のトマトや露地作の葉菜類(ブロッコリー等)の産地に検定しにいくこともあります。

印象的なエピソード

今春推進していたガリアメロンの収穫が強く印象に残っています。自社品種が大規模に栽培され、果実が揃い、品質も最高の状態。農家や農協のかたにも「今年一番のメロンだった!」と言っていただき、ブリーダーとしてのやりがいを感じた瞬間でした。将来は、そう言っていただける品種を自分自身の手で作りたいです。

休日の過ごし方

学生時代から続けているテニスをスペインでもやっています。言葉がうまく通じなくても、テニスを通して現地の友人ができるので、続けていて良かったなと改めて感じました。また、グラナダやマラガといった観光地が車で行ける距離なので、たまの週末には妻と南スペインを観光しています。